「運命の子供」

■作・演出:伊藤えん魔

■STORY

「ソダツマエニ セイチョウシナケレバナラナイ」

乳児、幼児の世界。
そこでは目前に迫りくる「肉体の成長」を前に
彼ら特有のコミュニケーション力で
大人の知らぬ独自社会が形成されていた。
そこは完全なるクローズドワールドだった。
「人間未満」の彼らは成長について
想い悩み恐れ、また希望を持っていた。
やがて立ち上がり、言語を覚えてゆくと共に
幼児だった時の記憶はすべて失われるのだ。
「ネバーネバーランド」

乳幼児の保育を完全管理下で行い、個人差が出る成長のばらつきを
完全解消するためにつくられた巨大な完全保育システムである。
出生から自立するまでの2,3歳までの幼児が無数に入園する。
両親の情報、映像を元にしたバーチャル育児システムは
子供を持つ親達を24時間の育児から解放させた。
もちろん親は随意に面会可能。
社会はネバーネバーランドを賞賛歓迎し、
誰もがここを利用する事が一般化していた。
しかし一部では、「親の無気力化」を問題視する声もあがる。

年齢以上の成長をみせる比較的優秀な子供達のグループに
一人の幼児・メロディが新しく入所してくる。
メロディという名は幼児達の呼び名である。
まだ彼らは自分の本名を理解できないため、
彼ら独自の言語通名で呼び合うのだ。
カールをリーダーとする彼らは
内向的なメロディとすぐに打ち解け仲間として迎えてくれた。

一方、ネバーネバーランドには成長を否定し、
そのまま幼児の世界を継続させる
過激思想をもつ反体制チームがあり、
成長を受け入れるグループと対抗していた。
「成長か?否か?」

その闘いの中で、
メロディ達はネバーネバーランドそのものに疑念を抱く。
この世界に隠された秘密、自分達の宿命を解明するため、
大人の知識をもつと噂される
「伝説の子供」と呼ばれる謎の人物に会うため、
育児棟からの脱出を計画する・・・

天空を闊歩する恐ろしい巨人「大人」
立ち塞がる絶望の城壁「ベビーガード」
無限で危険すぎる大海「庭のプール」
幾多の苦難を乗り換え、やがて彼らは恐るべき真実を知る・・・
■cast

メロディ:田守悠花
リカ:吉田亜未
カール:七味まゆ味(柿喰う客)
ビスコ:小澤瑞季
ペコ:福井清香

ドギー:中山貴裕(ゲキバカ)
UFOネピア:橋本真衣乃
ムーニー:山本大輝
マミーポコ:潮美月

くもん博士:大石祥生
西松:水沢まな美
宝富:佐々木志乃

三木ハウス:中西正樹
ADL48:梅田拓弥







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